2015年8月9日日曜日

なかなか日本人にはわかりにくい few と a few との違い

few は、not many(多くない)、not many but some(多くはないけど、いくつかある)という意味の形容詞です。

形容詞”なんです。

a few few は、a が付いているから、名詞に決まっています。
意味は、a small number of units or individuals(少数の物(手にもってわかるかたまり)か人間)という意味です。

few という形容詞は、not manyとか、not が入っているので、否定的な意味で使われるようになっていくだけの話。
a few は、”a”という「存在」を示す冠詞がくっついているから、“ある”(存在)ということを主張しているfewなんです。

さて、こう理解すると、一般的に教えられる
>few」は、数えられる名詞につけて、
>「数が少ない=ほとんどない」という否定の意。
>a few」だと、「少しはある」という肯定の意味。

みたいに、後付けで解釈して覚え込ませる英語の勉強にならなくても、すぅーっと頭に入ってくるわけです。

2015年7月27日月曜日

エコ・システムって、何のこと?


エコ・システムとは、何のことでしょうか?


もともとエコと言う言葉は、「環境と、人間(その後、意味が発展して生物となる)がその環境とどのような関係になっているのか」を指す言葉でした。それを研究する学問が、エコロジーです。


さて、エコ・システムとは何のことでしょうか?

一番わかりやすい例が、食物連鎖とか大気の循環などで、そこから訳された日本語は、「生態系」です。

最近、IT業界で、エコ・システムという言葉が使われるけど、ITの「生態系」?

って、ちんぷんかんぷんになってしまいます。


もともとの意味に立ち返ると、「環境と、そこに生きているものとの関係」という意味しかないわけです。

なので、ある連鎖反応的なものがあって、その状態が存在する環境のことを、エコ・システムと呼ぶわけです。

ソーシャルネットワークのエコシステムとは、人間と人間が関わって、(連鎖反応的に)情報がどのように伝達するのか?鳥の目で空からそれを見ていたら、連鎖反応が存在する環境が、そこには存在する。それを、ソーシャルネットワークのエコシステムと呼ぶわけです。

それだけの話なんですね。簡単に訳すと「連鎖反応が起きている環境」というのが、いいかもしれません。

2015年6月27日土曜日

baggage と luggage の違い


baggageは、もともと「軍隊で、持ち運びやすい備品」のことを言う。
「略奪したものを入れるもの」という意味もある。
この言葉からbagという言葉が生まれる。

luggage は、
(重いもの)を引きずるの意味のlugから来ていて、「引きずられる何か」という意味。

イメージ的には、luggage の方が、重いものを引きずって苦労しながら運んでいる感じ。
baggage は、盗んだものを入れて、さっさと逃げ去る感じの袋。

luggage は、イギリスでよく使われると言うが、言葉の原義のイメージが残っているところで、使われ続けただけの話。

2015年1月3日土曜日

英文法というものは、言語が生まれた後にできたものである。


英文法というものは、言語が生まれた後にできたものである。

僕は、昔、中国を勉強し始めた時に、まず構造的に理解しようとした。それが一番速い方法だと錯覚していた。構造的に理解するということは、頭だけで理解しようとする努力に似ている。それは、ある意味正しいのかもしれないが、言語習得の近道ではないと思う。

日本の英語教育は、文法に力を入れている。それは、パズルのように言語を把握しようとしているのと同じ。パズルは解けるようになるけれど、いつまでたってもしゃべれない。

一年を振り返り…と、英語にすると I am reflecting. あれっ、reflect って、自動詞で使うときって、どう使うんだっけとか、他動詞じゃなかったっけとか考えるのは、実は時間の無駄だということ。そもそも、文法は、言語が生まれた後に、後付けで構造化して作られたものに過ぎないから。

中国語では、自動詞とか他動詞とかが曖昧なときがある。実は、そういう文法の概念にとらわれる方が変なのかもしれない。「私は、~を、…したい。」という表現が発生したのは、文法には関係せず、言葉のそもそもの発生段階に、人間が考える非常に標準的な行為を表しただけのものに過ぎない。

そろそろ、脱文法(だつぶんぽう)(文法なんか、忘れてしまって)で、言語を勉強する時代にならないかなぁ。