2024年7月29日月曜日

It is raining. の it の正体を、ChatGPT 先生に聞いてみた。

私と、ChatGPT 先生の会話をそのまま、載せちゃいます。

  

私:簡単な表現の質問です。It is raining. it は、本当は何を指すのでしょうか?アメリカ人に聞いても、彼らは答えられません。何をイメージして、it と言っているのでしょう?

 

ChatGPT

"It" in the phrase "It is raining" doesn't refer to any specific noun. This "it" is known as a "dummy subject" or "placeholder

 

"It is raining." "it" は、実際には特定のものを指していません。英語では、天候や時間に関する表現で、主語が必要な場合に「it」を使います。この "it" は「dummy pronoun(形式的な主語)」と呼ばれ、特定の対象を指していない形だけの主語です。

日本語でいうと、「雨が降っている」という表現に主語がないのに対して、英語では文法上主語が必要なので「it」が使われます。特定の何かを指しているわけではなく、文法的な理由で使われていると考えてください。

その感覚はとても興味深いですね。実際、多くの英語話者にとって「it」が具体的に何を指すのか意識することはあまりないですが、天候や状況を指すときに使われる「it」には、なんとなく「天候」や「外の状況」を指している感覚があるかもしれません。

例えば、「it is raining」や「it is sunny」という表現では、「it」は外の状況や自然界の状態を指していると感じられるかもしれません。つまり、「it」が具体的に何かを指しているわけではないけれども、文脈上では天候や環境の状況を指すものとして使われています。

このように考えると、「it」という形式的な主語は、無意識のうちにその場の状況や環境全体をぼんやりと指している感覚があるのかもしれません。

 

私:はい。そういう説明を、学校でもされたような気がするんですが、何かぼんやりと、it で、イメージしていることがあるように思えてならないんですよね。

 

·ChatGPT: その感覚はとても興味深いですね。実際、多くの英語話者にとって「it」が具体的に何を指すのか意識することはあまりないですが、天候や状況を指すときに使われる「it」には、なんとなく「天候」や「外の状況」を指している感覚があるかもしれません。

 

例えば、「it is raining」や「it is sunny」という表現では、「it」は外の状況や自然界の状態を指していると感じられるかもしれません。つまり、「it」が具体的に何かを指しているわけではないけれども、文脈上では天候や環境の状況を指すものとして使われています。

このように考えると、「it」という形式的な主語は、無意識のうちにその場の状況や環境全体をぼんやりと指している感覚があるのかもしれません。

 

私:そうなんですよね。It は、自己を超越したもの、神にしかできないことを指していたんじゃないかな、とか想像するんです。昔は、宗教が、アミニズムだったと思うんですよね。そのときに、何か人間業では、はかりしれないことは、みんな「そいつがね。雨を降らしているんだよ。」みたいな感覚だったんじゃないかと思うんです。


ChatGPT: その視点はとても興味深いです。確かに、古代の宗教やアニミズムの影響を考えると、自然現象を超越的な存在や神秘的な力に帰する感覚があったかもしれません。この感覚が言語に反映され、「it」という形式的な主語が自然現象や環境を指すときに使われるようになったという考えは、非常に納得のいくものです。

 

言語は文化や信仰の影響を強く受けるため、昔の人々が自然現象を神秘的な存在や超越的な力として捉えていたことが、現代の「it」の使い方に残っている可能性があります。例えば、天候を「it」で表現することで、ある種の匿名性や神秘性を保ちつつ、自然現象が人間の制御を超えたものであるという感覚を反映しているのかもしれません。

 

このように考えると、「it」は単なる形式的な主語以上のものを含んでおり、自然や環境に対する敬意や畏怖の感覚をも伝えているのかもしれません。興味深い洞察をありがとうございます。

2024年5月24日金曜日

英語身体(えいごからだ)のすすめ:日本語は、名詞を重視、英語は、動詞を重視

日本人が、言いたいことを、自分が知っている知識をもとに英語の文を作ってしまうんだけど、アメリカ人に通じない。という経験をされた方は多いと思う。

そもそも生活の中で、行動している動きの捉え方が違うからなんじゃないかなと、ふと気が付く。

ですが、

「突き指をした。」という文章は、

日本語は、「突き指」と言う名詞に、動詞の「する」をくっつける。

 

英語では、

I sprained my finger. と言う。

指を、「ひねった」と言います。


と言うことは、日本語の方が、突き指をしてしまった結果の「突き指」の状態を意識するのに対して、

英語では、突き指をする行為である動詞の方を意識している。

 

そうすると、日本語の話し方を、英語流に変えていくと、日本人は、もっと自然な英語が話せるようになるんじゃないかなと思います。

日常的に、日本語でも「突き指をした。」と言わずに、「指をひねった。」と、単純(ちょっと幼稚かもしれませんが)な言い方を、心掛けていると、英語脳と言うか、英語身体(えいごからだ(私の造語))になれるんじゃないかな?と思います。

2024年3月18日月曜日

a few と few の違いなんて、本当は、ないんです。

 a few few の違いって、実は、あまりないんます。few は、そもそも「少ない」と言う意味で、算数的に考えると

    ゼロから1までは、まだ、1になっていないから数えられない。

    1以上は、やっと数えられるようになる。

ここで、①の量を表すのが、few、②の量を表すときに、a few が使われる。

と思うのが、簡単で直観的です。

a few が肯定的で、few が否定的と言う考え方は、捨てた方がいいと思います。そもそも否定ではありませんので。

ここで、1 と言う数字は、あまり意識しなくてもいいです。もやもやした状態から、すっきりした状態への変化があり、その境目を表現するために、1と言う数字を使ってみました。

 

a few few の比較をぐぐると、いくつかの説明が出てきますが、

'A few' means 'some', whereas 'few' means 'not a lot of'.

というのが見つかります。

few は、not a lot of と「多くはない」と否定的に説明されていますが、「多くはないけど、存在する」ということですから、日本語の「ほとんど、ない」と言う訳で「ない」が強調されるので、日本人学習者を混乱させているのだと思います。


ご参考:

Few vs a Few: difference between "Few" and "a Few" | Editage Insights

'A few' means 'some', whereas 'few' means 'not a lot of'. In the examples you have provided, 'A few reports have been published' means that 'Some reports have been published', whereas 'Few reports have been published' means that 'Not many reports have been published'.



2024年2月12日月曜日

Let it go と Let it be の本当の意味

 Let it go Let it be の本当の意味

 まず、ビートルズの Let it be. から解説しますと、

 

It それを

be のままにしておきなさい。

be 動詞と言うのは、am, are, is とかですが、let xxx + 動詞の動詞の部分は、動詞の原形がきます。

be 動詞の本来の意味は、「状態」を指します。例えば、何かがテーブルの上の置かれていたら、置かれている状態です。

It が何を指すかですが、単純に「それ」と考えて問題ありません。自分が、だれかと話をしているときに、「それって、大したことないんじゃない?」の話題にしている対象のことだったり、本当の目の前にあるものだったりします。

 

そうすると Let it be. は、「それを、その状態にしておきなさい。」と言う意味です。もうちょっと日本語らしくすると、「それを、そのままの状態で、ほっておきなさい。」となります。

それ以上の意味はありません。「なんとかなる。」みたいに解釈する人がいますが、そんな意味は、含まれていません。

それを、そのままの状態で、ほっておくと、そのうち何とかなるかもしれませんし、何ともならないかもしれません。

文字通り、表現通りに、すなおに理解することが大事です。解釈して、意味をつけ足してはいけません。

 

では、Let it go. を説明します。

it それを

go 行かせてあげなさい。行かせなさい。

となります。穴と雪の女王で、有名になったフレーズですが、この意味は、単純に、「それを、行かせてあげなさい。」となり、go は、ある時点から、どこかへ行くと言う意味ですから、今いる場所から、どこかに行っちゃうんですね。

別の例ですが、だれかと会話していて、話が終わったときに、 I will let you go. と言います。「あなたを、行かせてあげる。」→「(もう、話は終わったから、)行ってもいいわよ。」となります。

 

Let it go. に戻りますが、it は、このアナと雪の女王のお話を聞いていると、話題に上がっているのは、アナが持っているパワーのことです。それを今まで閉じ込めてきて、使わないようしてきた。けど、「それを行かせてあげなさい。」

ちょっと意訳すると、「それを開放してあげなさい。閉じ込めるのはやめて、逃がしてあげなさい。」みたいになります。

アナと雪の女王の日本語字幕、もしくはテーマ曲の日本語訳に、「あるがままに」と言っているのは、解釈しすぎです。意味が違います。

あくまで、「それを、行かせてあげなさい。」と言う意味だけです。

文脈から考えると、「閉ざしていた心」ともとらえられますね。閉ざしていた心を、閉ざされた場所から、開放してあげなさい(どこかに、行かせてあげなさい。外に出してあげなさい。)。となります。ここから、意訳が飛躍して、「あるが、ままに。」とされたのでしょう。

 

英語は、シンプルに、文字通りに理解しないと、本質的な意味がわからず、丸暗記になってしまいます。

 

では、また。

Aki