2024年10月19日土曜日

What do you think it is? と、Do you know what it is? で、なんで、what の位置が違うの?

What do you think it is? と、Do you know what it is?で、なんで、think の場合、what が、文頭に来るのかわかりますか?日本語にしてみると、

Do you think … をどう思う?

Do you know … を知ってる?

と、なんとなく似ているので、よく比較して考えますね。でも、本当の違いは、構造的な違い手ではなくて、それぞれの動詞が持つ意味の違いです。

 

Do you think … で、聞く場合、「相手は何を考えているか?」を聞きます。こちらは、相手が何を考えているかは、まだわかりません。だから、なんだかモヤモヤした、ふにゃふにゃのイメージです。

相手が答えてくれると、そのイメージが、クリアになっていきます。

聞きたいのは、そのもやもや感のあるイメージです。

What do you think it is?

とか言うと、聞きたい部分は、What です。

英語は、聞きたい部分とか、知りたい部分が最初に現れます。

What do you think … と聞かれると、聞かれた相手は、「おぅ、what を聞きたいんだね?」と直感的に察知します。

同様に、What do you recommend …(推薦する)? や、What do you suggest …(提案する)? も、相手に聞きたいのは、こちらが分かっていない what の部分を答えて欲しいわけです。

 

ところが、

Do you know … ? の場合、know と言う動詞は、「。。。を知っている」と言う意味です。

「。。。」の部分は、例えば、「彼のこと、知ってる?」とか、「xxxと言う名前の会社知っている?」とか、「物」とか、「こと」、とか「状況」のことを知っているかどうかを聞いています。つまり、ものとか、こと(事)なので、名詞であることがほとんどです。もしくは、状況などを知っている場合には、「。。。のこと」知ってる?と、「こと」と言う日本語を付けます(名詞化しています)。

これは、”what it is” で、what が名詞節を作る感覚と同じです。

そうすると

Do you know what it is?

know の後ろの、「こと」が来るような表現になります。Know の後ろに来る名詞や、名詞節は、もやもや感がありません。

この文の答えは、まず、Yes, I do. No, I don’t. と言います。

つまり、知っているか知っていないかに重点があります。この場合、”what it is” を、疑問詞のように、「それは、何?」と聞いている部分は、二の次です。

 

結論:

what do you think …? の場合には、what を答えて欲しい。

Do you know …? の場合は、こちらは、相手が知っているかどうかに、興味がある。

この違いが、what の位置の違いになります。

(もちろん文法的には、think の場合に what は、疑問視と呼ばれ、know の後に、たまたまくる what は、名詞節を作る what と色分けされますが、そんなことを考えていると、what の位置がいつまでたってもわかりません。)

2024年10月14日月曜日

... so that って、日常会話で使えてますか?

... so that って、日常会話で使いますが、なんだか最近、僕の覚えた文法の感覚は、おかしいなと気づきました。

例えば、

I studied hard so that I can pass the exam.

この訳は、

「一生懸命勉強した、だから、試験に合格できる。」と言う意味であって、

「試験の合格できるように、一生懸命勉強した。」

ではない。

 

もっと分解すると、

I studied hard 一生懸命勉強したんだよ。

so … そういう風にした、そんな感じ

that … だからね(と、実は、that は、前文の I studied hard を指している)、。。。と後続の文に続く。

と、話している前(先頭)の方から、ネイティブは、考えている。

で、so that(そういう風にしたから、) を続けて言って、一呼吸おいてから後ろの文が来る。

人間は、後ろの文が、「目的」のためだとか「結果」だとか、前文をしゃべっているときには、イメージが完成していない。

that は、接続詞で、後続の文をつなぐんです。と、学校では教わりますが、ちょっと変。

なんなら、that の後ろに、カンマを付けて、

I studied hard so that, I can pass the exam.

というふうに記述した方が、自然です。